産まれてすぐの赤ちゃんのころからおなかに存在している腸内フローラ。おなかだけでなくカラダ全体に影響をもたらすことから、「新たな臓器」とも言われています。
健康でいるためには、腸内フローラを良い状態に保つことが大切です。しかし、知らず知らずのうちに腸内環境を悪化させる生活をしてしまっているかも知れません。ここでは腸内環境に良くない8つのNG習慣をご紹介します。
NGその① お昼ごはんが偏りがち
1,000種類以上の細菌から構成される腸内フローラですが、健康のためにはこの多様性を維持することが重要とされています。毎日似たようなメニューばかりに偏ってしまっていると、腸内フローラの多様性が低下する恐れがあります。特に、食物繊維が足りないメニューはNGです。
NGその② お酒を飲みすぎてしまう
アルコールを摂りすぎると大腸菌などの有害菌(悪玉菌)が増えてしまい、腸内で作られる毒素が増える原因になると言われています。それら毒素により、腸管なのバリア機能が破壊されると、毒素が全身に移行、肝臓や他の臓器で炎症を引き起こすなどの恐れがあります。過度なアルコール摂取は腸内フローラにとっても良くないと言えます。
NGその③ デスクワーク中心で長時間座りっぱなし
ほとんど出歩かず、座りっぱなしでいるのは腸内フローラにとってもあまり良くないとされています。座りがちな生活をしている人は、アクティブな生活をする人に比べ、カラダに良い働きをする有用菌(善玉菌)が少ないとの報告もあるくらいです。
NGその④ 運動をほとんどしない
運動不足は、腸内フローラにとっても良くありません。運動は腸内の有用菌(善玉菌)を増やす効果があると言われています。できれば、少し息の上がるくらいの運動を週3回くらい行い、運動を習慣化することが大切です。
NGその⑤ 生活リズムが不規則
夜になると眠くなり、朝になると目が覚める。これはカラダに備わっている体内時計のおかげです。不規則な生活をするとこの体内時計が乱れてしまい、時差ボケのような状態になってしまいます。この状態だと、食事を摂るタイミングもバラバラになってしまいます。体内時計の乱れは、腸内フローラの乱れにつながるとの報告もされているため、規則正しい生活リズムを心がけることが良いでしょう。
NGその⑥ つい夜更かしして、睡眠不足になりがち
深夜まで夜更かしして睡眠不足が続くと、体重が増加する可能性があります。加えて睡眠時間が短いと腸内フローラが乱れ、肥満などの代謝異常につながる可能性も報告されているとのことです。
NGその⑦ 漫然と抗生物質を飲み続けている
病原菌を撃退するのに欠かせないのが抗生物質。しかし抗生物質を飲み続けると、害のない菌まで減らしてしまうとのこと。正常な腸内フローラを乱す原因にもなりかねないので、抗生物質の服用は、お医者さんに指示された服用期間と量をきちんと守り、必要以上に飲み続けるのはやめましょう。
NGその⑧ ストレスを感じることが多いが、なかなか解消できない
脳と腸は密接に関係していると言われています。マウスを使った研究によると、ストレスを感じると腸内細菌の種類が減り、多様性が低下するとの報告もあるくらいです。ストレスのため過ぎは、下痢や腹痛だけでなく、腸内フローラの乱れの原因にもなるのです。
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