サバンナ思考で即行動しよう!本を要約してみました

書籍紹介(ネタバレ有)
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今回は書籍の紹介です。

『なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか? 偏差値37のバカが見つけた必勝法』村山太一氏の著書です。

目黒にある星付きレストランのオーナーシェフ、村山太一さん

この書籍の中で、「サバンナ思考」という考え方が紹介されています。

星付きシェフの悩み

著者の村山さんについて

著者の村山さんは、イタリアで最長26年間のミシュラン三ツ星を保持するレストラン「ダル・ペスカトーレ」で副料理長に抜擢されるほどの経歴の持ち主。

2011年5月、東京都目黒区にご自身のお店「レストラン ラッセ」をオープン。こちらでもなんと9年間一ツ星を保持という輝かしい実績の持ち主であります。

経営者としてのお悩み

誰もが憧れるような星付きシェフですが、レストラン経営者としては常に悩みがあったとのこと

  • 長時間労働が常態化、人間関係は最
  • 損益はいつもギリギリ
  • 働くスタッフは幸せそうでない
  • 自分自身も幸せでない

村山さんが打った起死回生の一手とは、サイゼリアでアルバイトすることであった

サイゼリア=「外食産業」の超優良企業

運営効率、利益管理の面で定評のあるサイゼリアは、学ぶための最高の教科書と判断したそうです。

【サイゼでの気付き】

運営面での気付き

  • 160席を5人で回す
  • 作業にはマニュアルが完備されてい
  • 0.1円単位でコスト削減、品質改善をしている
  • 1秒でも作業時間の削減につとめる
  • 更なる作業効率改善をスタッフ1人1人に考えさせる

設備面での気付き

  • 内装や間取りに合わせ考えられた設備
  • グリストラップ清掃装置を開発導入

特に衝撃的だったのが2点目のグリストラップ清掃の効率性だそうです。ラッセでは週3回、3時間かけて掃除をするのに対し、サイゼでは週1回、それもたったの9分!

この経験と気付きから、ラッセでもまだまだ作業効率の改善余地があるかも知れないと思い、試行錯誤しながら改善を進めていったそうです。

【学びを取り入れて工夫した結果】

  • スタッフ1人当たり売上高850万円→1,850万円にUP
  • 生産性3.7倍
  • 経常利益8%UP
  • 従業員数9人→4人

日本中がコロナ禍で苦しんだ2020年3月~5月においても黒字でfinish!

業界内では「飲食業界の奇跡」とも称賛されている

【サバンナ思考】

本書では、様々な学びが多くありましたが、私が1番印象に残っているのが、この「サバンナ思考」です。

①危機感× ②気付き×③即行動

掛け算で表現したところがポイントだなと感じました。どれか1つでも欠けたら最終的にゼロであることです。

「サバンナ」という、弱肉強食の世界観を分かりやすく表現したところも、印象に残りやすくなっています。

この飲食業界が「サバンナ」であって、自分が「シマウマ」だと考えた時にいかがでしょう。

風向き、茂みの揺れ、水場の雰囲気、周囲の動物や鳥の様子

なにか普段と違うぞ?、何か変わったぞ?などにいち早く気付けるかどうか、いち早く次の行動に切り替えられるか、でありますね。

近づいてくるライオンを見ながら「まだ大丈夫っしょ」では最後は食べられてしまう

  • 食事を諦めてでも距離を取る
  • 仲間の群れに戻る
  • ライオンが居ない餌場を探す

といった行動が必要であり即行動しないと生き残れないという残酷な世界です。

このシマウマの例のように、①危機感 と②気付き を意識している人は多いかも知れませんが、

③即行動 ができている人は少ないのではないでしょうか。

私も今日から、明日から、「即行動」を意識してどんどん行動して参ります!皆さんも頑張っていきましょー^^

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